海上サンドドレーン(海上SD)工法
- 改良原理:圧密/排水
- 一般工法名:バーチカルドレーン工法
専用の砂杭打設船によって海底面下の粘性土地盤に砂杭を多数打設する工法で、海上から施工するバーチカルドレーン工法の中では最も代表的な工法です。
工法の特徴
長 所
- 他の原理の工法と比較して工事費が安価
- 施工能力が高く大量・急速施工が可能
- コンピュータシステムの導入により自動化施工も可能
短 所
- 沈下が収束するまで、圧密放置期間が必要
- 振動・騒音が大きい
適用範囲
適用地盤 | 粘性土・有機質土 |
適用目的 | 護岸・埋立地の沈下促進等 |
改良効果 | 砂質土:適用不可 粘性土:圧密沈下促進・せん断強度増加 |
仕様 | |
標準杭径:φ400㎜ | |
杭配置:正方形・正三角形・長方形 | |
打設間隔:◻︎2.5m×2.5m~□2.5m×1.6m程度 | |
打設深度:最大WL-50m程度 | |
貫入強度:最大N値<15程度 | |
使用材料:砂 | |
環境 | |
振動:大きい | |
騒音:大きい | |
地盤変位 | 地盤変位:小さい(圧密沈下による変位は除く) |
工法資料
PDFパンフレット
海上SD工法PDF(2MB)