ソイルバイブロタンピング(SVT)工法
- 改良原理:締固め
- 一般工法名:バイブロタンパー工法
大型バイブロハンマーを搭載したタンパー台によって振動エネルギーを与え地盤表層を締固める密度増大工法で、クローラクレーンを使用する吊り下げタイプとブルドーザを用いるけん引タイプがあります。通常はSCP等で改良された表層部の締固めに使用される場合が多くあります。
工法の特徴
長 所
- 施工性が良く、経済的な締固め工法
- SCP工法やSVS工法などと併用することで深層から表層まで確実に締め固めることが可能
- 施工条件に合わせて吊り下げ式とけん引式の2通りから選択が可能
短 所
- 振動・騒音が大きい
- 改良可能深度は最大5m程度と表層に限られる
- 改良効果は地下水位の影響を受けやすい
適用範囲
適用地盤 | 砂質地盤 |
適用目的 | 埋立地の液状化対策・路床・タンク基礎等 |
改良効果 | 砂質土:液状化防止・沈下低減・せん断強度増加 粘性土:適用不可 |
仕様 | |
標準杭径:タンパー台:9㎡,4㎡ | |
打設間隔:◻︎3.0m~3.0m・2.0m~2.0m | |
置換率:ラップ10㎝ | |
打設深度:GL3~5m程度(地盤表層より) | |
貫入強度:制限を受けない | |
使用材料:無し | |
環境 | |
振動:大きい | |
騒音:大きい | |
地盤変位:比較的小さい | |