STEP-IT工法
- 改良原理:締固め/圧密/補強
- 一般工法名:サンドコンパクションパイル工法
- 先端スクリューを用いた静的締固め砂杭工法
オーガーモーターの回転を利用してケーシングパイプの貫入・引抜を行う低振動・低騒音の静的SCP工法です。ケーシングパイプ内から排出した材料を、ケーシングパイプ先端に装備したスクリューで強制的に下方へ圧入・拡径し、スクリュー底面における捻りせん断によって、締固め砂杭を造成します。
工法の特徴
長 所
- 砂杭強度及び改良効果はSCP工法と同等
- 振動・騒音規制を受ける市街地・既設構造物近傍等での施工が可能
- 中詰め材料に砕石やスラグ等の使用が可能
- マイクロウェーブ式レベル計を用いた施工管理システムの採用により出来形管理の精度が向上
短 所
- SCP工法と比較すると施工速度が遅いため工事費がやや割高
- 施工機が大型のため超軟弱地盤では別途対策が必要
適用範囲
適用地盤 | 砂質土・粘性土・有機質土等ほとんどすべての土質 |
適用目的 | 液状化対策・沈下対策・市街地の建築基礎等 |
改良効果 | 砂質土:液状化防止・沈下低減・せん断強度増加 粘性土:圧密促進・沈下量の低減・せん断強度増加 |
仕様 | |
標準杭径:φ700㎜ | |
杭配置:正方形・正三角形・平行四辺形・長方形 | |
打設間隔:◻︎1.1m~2.8m程度 | |
置換率:5%~30%程度 | |
打設深度:最大GL-20m程度 | |
貫入強度:最大N値<20程度 | |
使用材料:砂・砕石・スラグ・再生材等 | |
環境 | |
振動:小さい 低振動 | |
騒音:小さい 低騒音 | |
地盤変位:比較的小さい | |
取得評価
NETIS番号 KK-220014-A
特許第6699829号